13.サメの軟骨とウシ科の動物の軟骨(ボバイン軟骨という)との違いは何か?
私の意見では、'軟骨'という一般的な言葉だけが唯一の相似点だということです。
治験データの蓄積された品質の高いサメ軟骨は、ムコ多糖類を含み、免疫システムを
高める特定のプロテインの効果で新生血管の成長を抑制する働きがあります。
ボバイン軟骨は免疫システムを刺激するムコ多糖類を含んではいますが新生血管
を抑制するプロテインが欠けています。
(ある動きが生のボバイン軟骨にみられるが、ボバイン軟骨に脂肪の大き塊を移動させるのに
必要なアセトンをつくる過程で全てのプロテインを変性させ不活発なものにしてしまいます。)
免疫システムへの刺激がおちてきている第3期や第4期で今までの治療をうけていた大半の
患者が軟骨やほかのとりうる治療を求めています。
初期段階で新生血管成長抑制と免疫システムを高める刺激という働きのあるサメ軟骨は、
しばしばかなり効果があります。
ボバイン軟骨対サメ軟骨に関する混乱は、たったひとつの1985年での実験で広まった結果を
もとにつくられたボバイン軟骨の奨励者による誇張されたクレームによって起きました。
しかし、(peer review journals とS.C.E.10K filingsで)公表された真の実験結果データについ
て言えば、ボバイン軟骨は77の調査結果のなかで効果があったのは3%以下でした。
初期段階の癌患者にとっては、サメもボバインも効果的であるが進んだ癌の患者にとっては
サメ軟骨だけが効果を示しています。

(『サメはまだ癌にかからない』の第8章参照)